率? 額? それとも?

緊急事態宣言中でなにもできないので、仕事だけがはかどっています。
ただ現在の作業だけができて、未来への投資が欠乏している
そんなことになりかねない、そんな危惧をしています。
アニメ視聴だけがはかどっているUmeです。
よく改善策を検討するときに聞かれる質問に
  率が重要ですか?
  額が重要ですか?
というのがあります。
事業を継続していくためには
  売上をあげる
  経費をはらう
  借入金を返済する
  お金が残る
というサイクルを繰り返していくことになります。
生き残っていくためにはより多くのお金が残ることがベターですから
中小企業には額がとても重要です。
個人的には
  現金残高
   ↓
  利益額・粗利額
   ↓
  利益率・粗利率
の順番かなと思っています。
もちろんこの全体のバランスが重要なことは言うまでもありません。
例えば現金残高が増えても借入金が増えただけの可能性もあります。
利益額が増えても同時に固定費も増えてしまっては
売上減少時に苦しむことになります。
利益額が増えても利益率が悪くなってしまえば
正しい方向性には進んでいないかもしれないです。
結局、会社の状況を見ようとすると売上だけに着目するのではなく
  営業キャッシュフロー・現金残高
  利益額・粗利額
  利益率・粗利率
  売上高
  etc

を予算比・前期比で検討しながら全体感をもって見ていく必要があります。
特になぜその数値になったのか?を考えてみてことはとても大切です。
個人的にも(だいたい把握できているにもかかわらず)
試算表をぼ~っと5分、10分眺めてみることがあります。
そしてその数値と(試算表以外の)KPIを見比べてみながら
今後どうしていこうかと毎月考えています。
とても大切な時間です。


【文責 : 梅川 大輔】