キャッシュフロー??

こんにちは
今週は藤本(f君)が担当いたします。
早くも梅雨入りですね。

くせ毛な私には辛い時期です(/ω\)
前回の梅川のブログでも現金残高の話がありました。
現金の増減額は一般的に下記方法で求めることができます。
 1.営業キャッシュフロー
 2.投資キャッシュフロー
 3.財務キャッシュフロー
はい。難しい用語ですね。。。
 1.本業の現金増減額
 2.資産の購入による現金減少額、貸付金返金による現金の増加額
 3.新規融資、既存返済による現金増減額
です。少しわかりやすくなりましたか??
【各項目の求め方】
1.本業の現金の増減額
 ざっくり税引後当期純損益+経費になっているがお金が出ていない経費(減価償却費等)
 で求めることができます。
 
 細かく算定する場合は棚卸資産の増減額、債権債務の増減額を計算等する必要があります。
2.資産の購入による現金減少額、貸付金返金による現金の増加額
 文字通りですが資産の購入費用や投資の回収の入金額です。
3.新規融資、既存返済による現金増減額
 こちらも文字通りですが
 借入の返金、新規融資による現金の増減額です。
【考え方】
先週のブログと重複する所もございますが
 ①キャッシュフローがプラス(上記1~3の合計)
   ↓
 ②新規融資(上記3)があったか
   ↓
 ③営業キャッシュ(上記1)はプラスか
の順で私は見ております。

少しパターン別になりますが
 ①がプラス且つ②の新規融資無し
   →営業キャッシュがプラスとなるので問題なし
 ①がプラス且つ②の新規融資有
   →融資により単にお金が増えただけの可能性あり
    ③営業キャッシュがプラス
     →プラスなら金融支援で年間返済額を見直し
    ③営業キャッシュがマイナス
     →経営改善を行う必要あり
 ①がマイナス②の新規融資無し
   →③営業キャッシュがプラスか否か判断
    ③営業キャッシュがプラス
     →プラスなら金融支援で年間返済額を見直し
    ③営業キャッシュがマイナス
     →経営改善を行う必要あり又は新規融資の検討
 ①がマイナス且つ②の新規融資有  
   →営業キャッシュがマイナスの可能性が高く
    早急な経営改善が必要
少しややこしいですが
企業のキャッシュフローは
企業の血液といわれる程、重要な数値となります。
ご不明な場合は是非、弊社担当者へ
お問合せの程
よろしくお願いいたします。


【文責:藤本】 

率? 額? それとも?

緊急事態宣言中でなにもできないので、仕事だけがはかどっています。
ただ現在の作業だけができて、未来への投資が欠乏している
そんなことになりかねない、そんな危惧をしています。
アニメ視聴だけがはかどっているUmeです。
よく改善策を検討するときに聞かれる質問に
  率が重要ですか?
  額が重要ですか?
というのがあります。
事業を継続していくためには
  売上をあげる
  経費をはらう
  借入金を返済する
  お金が残る
というサイクルを繰り返していくことになります。
生き残っていくためにはより多くのお金が残ることがベターですから
中小企業には額がとても重要です。
個人的には
  現金残高
   ↓
  利益額・粗利額
   ↓
  利益率・粗利率
の順番かなと思っています。
もちろんこの全体のバランスが重要なことは言うまでもありません。
例えば現金残高が増えても借入金が増えただけの可能性もあります。
利益額が増えても同時に固定費も増えてしまっては
売上減少時に苦しむことになります。
利益額が増えても利益率が悪くなってしまえば
正しい方向性には進んでいないかもしれないです。
結局、会社の状況を見ようとすると売上だけに着目するのではなく
  営業キャッシュフロー・現金残高
  利益額・粗利額
  利益率・粗利率
  売上高
  etc

を予算比・前期比で検討しながら全体感をもって見ていく必要があります。
特になぜその数値になったのか?を考えてみてことはとても大切です。
個人的にも(だいたい把握できているにもかかわらず)
試算表をぼ~っと5分、10分眺めてみることがあります。
そしてその数値と(試算表以外の)KPIを見比べてみながら
今後どうしていこうかと毎月考えています。
とても大切な時間です。


【文責 : 梅川 大輔】