こんにちは(^^)/
今週は藤本(f君)が担当いたします。
皆さま上期源泉(納期特例の方)の納付はお済でしょうか。
本日が納付期限となっておりますので注意が必要です。
今回は給与と退職金について記載できればと思っております。
どりらもいっぱいあればうれしいですよね!
給与と退職金は、税金計算の方法が異なっており
手取額に大きな差が出てきます。
極端な例を示して説明させて頂きます。
前提)期間10年間で試算
ケース1 給与2,000万円/年 退職金0円
ケース2 給与0円/年 退職金20,000万円
10年間での総支給額はいずれのケースも同じ(20,000万円)
ケース1
所得税の計算
①所得計算(1年間)
2,000万円Δ195万円(給与所得控除)=1,805万円
②課税金額(1年間)
1,805万円Δ48万円(基礎控除)=1,757万円
③所得税(1年間)
1,757万円×33%Δ153.6万円=426.21万円
④10年間の所得税
③×10年=4,262.1万円
ケース2
税金の計算
①所得計算
(20,000万円Δ40万円×10年)÷2=9,800万円
②課税金額
9,800万円Δ0万円(基礎控除)=9,800万円
③所得税
9,800万円×45%Δ479.6万円=3930.4万円
④10年間の所得税
③3,930.4万円
極端な例でしたが支給額が同じであっても
所得税の計算方法の違いで
10年間の税額には多少なり差が出てきます。
(一般的には退職金の方が税的には有利になります。)
毎月の給与が高額で
法人にキャッシュを残しておらず
退職金原資がない場合等は
給与を少し減額し将来の退職金積立に
回すのも一つの方法かもしれません。
(保険を利用した積立も規制が入ったので課税を繰延できない世の中になってますが。)
または、
小規模企業共済、iDeCoを利用し
役員報酬はそのままで将来の退職金を
積み立てるのもいい方法かもしれません。
①小規模は年間84万円、
②iDeCoは状況によりますが年間27.6万円
しか積立ができないというデメリットがあります。
ざっくりした記載ですので
詳しい話は弊社担当に
お申し付けくださいね(^^)/
それでは、本日はこの辺で失礼いたします。
【文責:藤本】