本日でたてこんでいるセミナーの半分がようやく終了します。
残り数件です。もう少し頑張ります。
中小企業の経営を見ているとどんぶり勘定であることがよくあります。
それをサポートする税理士の思考回路も同じような感じなのですが。
どんぶり勘定といっても細かくせずおおざっぱな計算で
物事を判断するということだけではないです。会社全体としての経理の数値はあっていれば税務申告としては問題ありませんがそれでは経営として使える数値になっているかどうかはわかりません。
例えば建築業であれば現場別の損益は把握すべきでしょう。
また現場別を集計することで
発注元ごとの損益
営業担当者ごとの損益
現場監督ごとの損益
を把握することもできます。
同様に複数店舗展開している会社であれば
店舗ごとの損益の把握はとても大切な要因です。
現場ごと・店舗ごとのレベルよりもう少し細分化した
売上種類ごとの、サービスメニューごとの売上や損益が把握できれば
不要な仕入れや不要な労働力の投下を防止できます。
ここまで把握するのはとても大変なことなのですが。。。
黒字になっているところをもっと黒字化するのは大変です。
逆に赤字になっている原因を追求し、対応することで
収益改善するほうが容易です。
「勝ちに不思議の勝ちあり、負けに不思議の負けなし」 と言ったのは
肥前国第9代平戸藩主、松浦清でしたか。
経営も同じように負けている原因を特定し、対応するのが
改善できる方向性かと思います。
どうしても経営者は売上を大きくしたい、規模を拡大したい
欲求にとらわれてしまいます。
Umeも同じなんですが。
資金繰りを心配せずに安心して経営するためには
赤字部門を減らし、利益をあげることが近道です。
利益をあげることで社員に給与も払えますし、借入金も返済できます。
現場別会計・部門別会計を導入をご検討の方は
弊社担当者までお気軽にご相談ください。
【文責 : 梅川 大輔】