2022年 計画立案

あけまして おめでとう ございます。
今年もどうぞよろしくお願いいたします。
そろそろコロナも収束して
楽しい1年になって欲しいと願っている梅川です。
以前のBlogではよく計画について寄稿していました。
数年ぶりに正月そうそうの順番になりましたので
計画・目標について、考えてみたいと思います。
何度も何度もおさらいするのは
計画立案はそれぐらい大切なものだと思っているからです。
是非みなさんも会社の目標、個人的な目標をたててください。
【法人】
ドリームプラスは12月決算法人です。
翌期のために年内(2021/12/29)に経営計画を発表しました。
経営計画のタイトルはこんな感じです。
 1.Our Purpose
 2.Our company
 3.Our Value
 4.Our Policy
 5.Our Staffs
 6.2021年重点活動テーマの状況確認
 7.2024年の目標
 8.2024年組織図
【参考】第1期中期経営目標
 9.第2期中期経営目標
 10.2022年重点活動テーマ
 11.2022年01月以降の組織図
【参考】巡回監査イメージ
 12.各個別行動計画
 13.チームの役割
 14.賞与査定一覧表
そもそもドリームプラスの存在価値ははなにか、お客さんに何をデリバリーすべきか
この1年間に社員がなにを基準に行動すべきか
どうやって評価されるのか、その数値はどうやって計測するのかが
整理されているものです。

代表者である梅川及び社員が悩んだときに判断基準となるものです。
中期経営目標や2022年重点活動テーマは毎週のように確認します。
人間は自分が行動した結果が正しかったと錯覚してしまいます。
もともと考えていた目標と現状にズレがないか
ズレを修正するためにはなにをすべきかを考える指標になります。
5年程度の期間の計画も作成することで、将来的なイメージが出来ます。
  社会はどういう変化するのだろうか?
  どのタイミングで社員を採用すればいいか?
  5年後に向けてどうやって成長させればいいか?
  どのポジションにどれぐらいの人が必要で、その人達にどんな業務をしてもらうか?
  売上増やすために顧客数の増加・業務範囲の拡大をどうするか?
普段はあまり考えていない長期的視点で会社を俯瞰して考えることが出来ます。
一方で短期計画はすべてを財務諸表の数値に落とし込んでいきます。
年間の売上は?人件費は?設備投資は?決算対策は?資金繰りは?
各科目を細分化(会計の補助と一致させる)、毎月に細分化して予実管理出来るようにします。
経営計画立案をご希望の方はドリームプラス担当者までお気軽にご相談下さい。
【個人】
2012年から1年の目標を100個つくっています。
100個というと大変だねぇ~と言われそうですが
簡単な目標ですので、逆に大変ではないです。
 
■ カテゴリをつくる
 仕事、家族、グルメ、人間関係、スポーツ、ファッションet
 カテゴリを10個決めてしまいます。各カテゴリごとに10個に細分化すればOKです。
 カテゴリごとに多い少ない(優先順位)をつけるとよりベターです。
■ 目標を全部達成しない
 100個目標を作るとすべて達成しないとダメのようですが
 実際はそんなことはありません。
 Umeの2021年度の目標達成率は
   46% = 46 / 100
 です。
 目標をたてなかったより、充実した1年だったと思います。

■ 目標を持ち越す
 2021年に達成できなかった目標は2022年のベースとなります。
 2021年に達成できなかったけど、2022年の目標としないものもあります。
 目標として常に意識しないと達成しにくいものは、逆に毎年いれておきます。
■ 目標を見直す
 1年の最初にたてた目標のころと1年中状況が同じであれば
 見なおす必要はないかもしれませんが、状況は変化します。
 そのときどきに応じて見なおせばよいと思います。
■ 単位を考える
 本を読むという目標があります。
 年間目標は50冊ですが、目標は
  本を30冊読む
  本を10冊読む
  本を10冊読む
 です。
 50冊読めば3単位獲得です。
 50冊を1単位にしてしまって、年末に読まなくなる可能性を除外できます。
■ 進捗状況を確認する
 毎週進捗状況をチェックします。
 実績欄・想定欄にコメントを記入します。
 進捗割合を表示しているので、毎週ポイントが上がるのが楽しみです。
■ ランク付けする
 本を読むという目標は
   Aランク ・・・ 本を30冊読む
   Bランク ・・・ 本を10冊読む
   Cランク ・・・ 本を10冊読む
 にしています。
 計画時点でA・B・Cそれぞれ50%・25%・25%程度にしています。
 カテゴリとあわせて予定・進捗を管理することで
 バランスよく人生をすごすることが出来ます。
 エクセルで管理すればピボットテーブルで簡単に集計できます。
■ 翌年度の目標をメモる
 期中に思いつく目標があります。
 今年達成したいものは今年の目標を修正します。
 そのため年初の目標は100個ではなく、90個程度です。
 でも今年する必要のないものは来年にまわします。
■ 長期間かかる目標を細分化する
 Umeが日本全国すべての都道府県を制覇しているので
 子供にも全国制覇を達成してあげたいと思います。

1年で全国制覇するのは不可能です。
 毎年2都道府県を制覇出来れば、23歳までに達成出来ます。
 23年間、毎年の目標は「2都道府県制覇」になります。
 ちなみに15歳の娘は42都道府県、10歳の娘は40都道府県制覇です。
■ 実績を重複させる
 1つ1つが独立していると100個達成するのは大変です。
 例えば
   XXさんに逢う
   BBQを5回する
 というのがあれば
   XXさんとBBQする
 にしてしまえば一石二鳥です。
目標をたてないよりは、たてた方が達成はしやすいです。
判断基準も明確で、迷いがなくなります。
でも目標だけに振り回されずに「達成できればいいよねぇ~」
ぐらいのスタンスでいれば気も楽です。
今年も充実した1年になること祈念しております。


【文責 : 梅川 大輔】

経営をあげるには毎月正しい数値をみること

2020年最終の投稿になります。
コロナにはじまり、コロナに終わった1年だったですね。
2021年にはコロナが収束し、明るい未来になっていることを祈念します。
昨日、社員が受信した健康診断の結果が返信されてきました。
そのうちの1人に(梅川より)若いにもかかわらず
年々数値が悪化している社員がいます。
これを読んであっ。担当のあいつだな?と思った方。
正解です。その、そいつです。仮にFくんとします。
Fくんの数値を見てみると病気ということではなく
単なる不摂生、特に
食べすぎ
食べ物の種類の選択ミス
運動不足
が原因としか思えないです。
Fくんにはほんの少しのダイエットをすすめています。
それも大変なことではなく
体重計に毎日のる
少しだけ体に悪い食べ物を避ける
体重と食べたものをアプリで管理する
ぐらいのものです。
どれもこれも梅川が何年もしていることです。
(と言っても痛風ですが。。。)
「少しだけ体に悪い食べ物を避ける」というもの
Fくんぐらい不摂生していると簡単なことで十分です。
毎日帰宅時にスタバに行くのを週1回程度に減らす
ラーメン×チャーハンのように炭水化物セットにしない
マクドナルドを月数回程度に減らす

食べ物をすべて入力すれば
糖質、タンパク質、脂質、ビタミン、カルシウム、鉄、食物繊維 ・・
の数値と一日あたりの充足率が計算できるアプリがあります。
その日に不足している栄養素があれば
翌日にそれを考えてメニューを決めれば十分です。
またこのアプリは運動・歩数や睡眠も管理してくれますので
軽いダイエットには十分役立ちます。
ちなみに梅川が利用しているのは
カロママプラス
というアプリです。

ダイエットの話をしましたが、経営も同じだと感じます。
毎月TKC自計化ソフトに入力する
目標値と実績値を比較する
売上・利益だけに絞らず目標を小さく分解する
悪化の原因を取り除く
少しだけ小さな努力をしてみる
どれもそんなに難しいことではありませんが
実際継続することはとても大変です。
でも正しい活動をすることで未来が
明るくなる可能性が高まることはダイエットと同じです。
もしこれを見てFくんのことを心配いただけるのであれば
是非毎月の訪問時には
経営にはPDCAが大切って毎月言われてますが
Fくんは健康のPDCAはちゃんと回してますか?
スタバやマクドナルドの回数は減ってますか?
と問い詰めてください。
きっと努力しているFくんの姿が見れるはずです。
なおFくんは実際の名前を連想させるものではありません。
あくまで仮称であることを追記しておきます。
Fくんの未来に幸あれ。


【文責 : 梅川 大輔】

事業復活支援金

すっかり寒くなってきて確定申告が近づいてきたなぁと感じるUmeです。


「事業復活支援金」が閣議決定されました。
申請をご検討されている法人及び個人事業主の方々は
まずはG-BizIDというIDを申請して下さい。
上記支援金はG-BizIDを利用して申請するようです。
申請URL : https://gbiz-id.go.jp/top/

■ 要件
2021年11月~2022年3月のいずれかの月の売り上げ
前年か2年前の同じ月より30%以上減った法人及び個人事業者


■ 年間の売上高別、売上減少割合に応じた給付金額
★ 5億円以上の事業者
 50%減少 : 250万円
 30%減少 : 150万円
★ 1億円以上5億未満未満の事業者
 50%減少 : 150万円
 30%減少 : 90万円
★ 1億円未満の事業者
 50%減少 : 100万円
 30%減少 : 60万円
★ 個人事業主
 50%減少 : 50万円
 30%減少 : 30万円


■ 想定される必要書類
 詳細は不明ですが、おそらく月次支援金と
 同じようなかんじになると想定されます。
  確定申告書
  売上台帳
  本人確認書類の写し
  通帳の写し
  中小企業庁が必要と認める書類
詳細は弊社担当者までお気軽にお問い合わせください。

【文責 : 梅川 大輔】

コロナ禍で分かったこと

小学生の子供に出された宿題で家族に城陽市のことを聞くというのがありました。
いろいろと城陽市のことを話をしていたのですが
城陽市の名産品と言えば
  梅
  さつまいも
  いちじく
  花菖蒲
  てん茶
が思い浮かびます。
我が家でも芋を栽培しています。
ちょうど先日、収穫のお手伝いをしてきました。

収穫したさつまいもは焼き芋、大学芋、芋粥、スイートポテトetc
これだけあればいくら食べても減りそうにありません。
コロナは発生してからはや1年半以上経過しました。
だいぶワクチン摂取は進んできましたが
いつになったら元の状態に戻るのかまだまだ不透明です。
コロナ禍の経営をする上で分かったことはたくさんあると思います。
・利益を出して、税金を払って、キャッシュポジションを高くしておくこと
 (簡単に言うと現金をいっぱいもっておくこと)
・ネット通販etc、リアル店舗以外の販売経路を確保しておくこと
・金融機関と良好な関係を構築していつでも借りられるようにしておくこと
・補助金申請、融資申請するためにも月次で自計化しておくこと
・セーフティ共済・生命保険・小規模企業共済etc
 貸付・解約を問わずキャッシュ化できる簿外資産を貯蓄しておくこと
・固定費をおさえて、売上が下がっても利益の出る体質にしておくこと
 (難しい言い方では損益分岐点売上高を低く設定しておくこと)
・サブスクリプションetc、毎月定額で入ってくる売上をつくること

・タイムリーな経営状況を把握し、優先的に削減していい経費を把握しておくこと
・IT化・機械化し、今までより少ない人員で業務できる組織体制にしておくこと
・担当変更を容易にできる
業務の標準化とそれに耐えうる労働環境を整備しておくこと
コロナ禍で大変な状況が続きます。
一緒に頑張りましょう。


【文責 : 梅川 大輔】

部門別会計って知っている?

子供が中学生になり小学生時代より会話が減りました。
ほとんどスポーツ観戦に興味がないと思っていたのですが
オリンピック期間中は毎日一緒にテレビにかじりついていました。
わずか3週間あまりで過去2年分ぐらい会話したような気がします。
「見たいと思ったから録画しておいたよ」ってこともありました。
オリンピックの開催是非については賛否両論あったと思いますが
個人のささやかな幸せに意外と役立っていることを感じたUmeです。
部門別会計って聞いたことありますでしょうか?
逆にどんぶり勘定は?
どんぶり勘定は細かく計算しないでざっくり計算すること
てな感じの意味だと思います。
ふと語源が気になって調べてみたら
 丼(どんぶり)
ではなかったようです。
「どんぶり」とは昔の職人さんが腰にかけて使っていた財布だそうです。
この「どんぶり」に無造作に手を入れ、中身を確認せずにお金を払う
大雑把な支払方法をを「どんぶり勘定」と言ったそうです。
てっきりどんぶりですくって金勘定するぐらい適当って意味だと思ってました。やはりなんでも調べて見るものですね。

閑話休題。
部門別会計は
  組織がある程度大きくなってきたときに
  セグメント別(事業別、地域別、店別etc)に損益を把握しましょう
ということです。
正直、製造業より飲食業や小売業等のように複数拠点を持ちやすい業種向きと言えます。製造業の場合、売上が大きくなっても1拠点で同種類の物品を製造していることも多そうです。もちろん製造業でも製造拠点や販売拠点が複数になっている会社もあるでしょうから一概に製造業だから導入しないていいということではありません。逆に言えば飲食業や小売業で複数拠点あって部門別会計を導入しないとすると管理会計上の致命的な不利益とも言えます。
例えばコンビニエンスストアで全社利益が100だった場合に
利益出ているからいいよって考えるのは簡単です。

では
  A店  +500
  B店  △400
だったらいかがでしょうか。
さすがにB店の店長なんとかしろよ!って思いませんか。
そう思ってしますUmeは心が狭いんでしょうか。。。
一方
  A店  +500
  B店  +500
  本社  △900
だったらいかがでしょうか。本社経費がすべて必要不可欠なものだったらいいのですが
本店管理者としては工夫の余地がありそうです。
これは利益だけにフォーカスしていますが、売上や利益率、労働分配率なんかも
各部門を並べてみることで分かることが多く出てくると思います。
出てきた数ががいいか悪いかは会社(というか社長)の判断するところです。
何年目まで赤字OK、累積赤字○円までOK、地域貢献のため年間○円までOK
いろいろな判断基準があると思います。
ただそれを本当に数値をもとに、しかもタイムリー( どれだけ遅くとも翌月末日) まで経営判断に使える部門別の各種会計数値が出ている必要があるのではないかを考えています。また進化した会計ソフトはすごいです。
どの会社もそうだと思いますが独自の帳票をだいたいエクセルで管理資料や会議資料を準備していないでしょうか。会計ソフトとエクセルを連動させることで自動的に最新情報に更新できます。(というか指定する月なので比較のために過去分を出すことも可)一定時点(ex. 2021/8/31時点)の数値だけでなく
一定期間(ex. 期首から2021/8/31までの累計)の数値も取得可能です。
またエクセルという便利ソフトの特性上、関数で自動計算させることも簡単です。(個人的には会計ソフ・税務ソフト以外ではもっとも外せないソフトです。なんでもエクセル管理やろ~なんで。。。)
もし部門別会計を導入を検討しているという法人の方がおられましたら
弊社までお気軽にご相談ください。

【文責 梅川大輔】