消費税の納税試算

こんにちは(^^)
今週は藤本が担当です。


コロナが広がってきていますね。
皆さまコロナの影響はいかがでしょうか。
今週は消費税の概算納税額の見方を
お伝えできればと思っています。
皆さま消費税はどのように計算するか
ご存じでしょうか。
消費税は
 ①売上先から預かった消費税から
 ②仕入先へ支払った消費税を引いて
 ③予定申告で前払した消費税を引くと
 
 その月までの消費税の概算納税額に
 なります。
 ①の科目は『仮受消費税(2164)』
 ②の科目は『仮払消費税(1164)』
 ③の科目は『未払消費税(2136)』
 ですので簡単に求めることができます。
消費税は預り金の性質持ちます。(源泉所得税と同じです。)
預りの性質はもっているものの売上と一緒に
預金口座に入金されます。
資金繰りが悪化している場合は
得意先より預かっている消費税を
運転資金に使い込むこともあります。
その為、対策をしていないと決算時に預かっている消費税が
払えないこともあります。
【対策】
毎月上記計算式で計算した
概算消費税額を運転資金口座ではない
消費税管理用口座で貯蓄し資金に色を付けることで
決算時消費税が払えないということを
回避することができます。
ご参考に頂ければ
幸いです。
それでは
今週はこの辺で失礼いたします。

【文責:藤本】

給与VS退職金??

こんにちは(^^)/
今週は藤本(f君)が担当いたします。


皆さま上期源泉(納期特例の方)の納付はお済でしょうか。
本日が納付期限となっておりますので注意が必要です。
今回は給与と退職金について記載できればと思っております。
どりらもいっぱいあればうれしいですよね!
給与と退職金は、税金計算の方法が異なっており
手取額に大きな差が出てきます。
極端な例を示して説明させて頂きます。
前提)期間10年間で試算
   ケース1 給与2,000万円/年 退職金0円
   ケース2 給与0円/年 退職金20,000万円
   10年間での総支給額はいずれのケースも同じ(20,000万円)
ケース1
 所得税の計算
  ①所得計算(1年間) 
   2,000万円Δ195万円(給与所得控除)=1,805万円
  ②課税金額(1年間)
   1,805万円Δ48万円(基礎控除)=1,757万円
  ③所得税(1年間)
   1,757万円×33%Δ153.6万円=426.21万円
  ④10年間の所得税
   ③×10年=4,262.1万円
ケース2
  税金の計算
  ①所得計算 
   (20,000万円Δ40万円×10年)÷2=9,800万円
  ②課税金額
   9,800万円Δ0万円(基礎控除)=9,800万円
  ③所得税
   9,800万円×45%Δ479.6万円=3930.4万円
  ④10年間の所得税
   ③3,930.4万円
極端な例でしたが支給額が同じであっても
所得税の計算方法の違いで
10年間の税額には多少なり差が出てきます。
(一般的には退職金の方が税的には有利になります。)
毎月の給与が高額で
法人にキャッシュを残しておらず
退職金原資がない場合等は
給与を少し減額し将来の退職金積立に
回すのも一つの方法かもしれません。
(保険を利用した積立も規制が入ったので課税を繰延できない世の中になってますが。)
または、
小規模企業共済、iDeCoを利用し
役員報酬はそのままで将来の退職金を
積み立てるのもいい方法かもしれません。
①小規模は年間84万円、
②iDeCoは状況によりますが年間27.6万円
しか積立ができないというデメリットがあります。
ざっくりした記載ですので
詳しい話は弊社担当に
お申し付けくださいね(^^)/
それでは、本日はこの辺で失礼いたします。

【文責:藤本】

キャッシュフロー??

こんにちは
今週は藤本(f君)が担当いたします。
早くも梅雨入りですね。

くせ毛な私には辛い時期です(/ω\)
前回の梅川のブログでも現金残高の話がありました。
現金の増減額は一般的に下記方法で求めることができます。
 1.営業キャッシュフロー
 2.投資キャッシュフロー
 3.財務キャッシュフロー
はい。難しい用語ですね。。。
 1.本業の現金増減額
 2.資産の購入による現金減少額、貸付金返金による現金の増加額
 3.新規融資、既存返済による現金増減額
です。少しわかりやすくなりましたか??
【各項目の求め方】
1.本業の現金の増減額
 ざっくり税引後当期純損益+経費になっているがお金が出ていない経費(減価償却費等)
 で求めることができます。
 
 細かく算定する場合は棚卸資産の増減額、債権債務の増減額を計算等する必要があります。
2.資産の購入による現金減少額、貸付金返金による現金の増加額
 文字通りですが資産の購入費用や投資の回収の入金額です。
3.新規融資、既存返済による現金増減額
 こちらも文字通りですが
 借入の返金、新規融資による現金の増減額です。
【考え方】
先週のブログと重複する所もございますが
 ①キャッシュフローがプラス(上記1~3の合計)
   ↓
 ②新規融資(上記3)があったか
   ↓
 ③営業キャッシュ(上記1)はプラスか
の順で私は見ております。

少しパターン別になりますが
 ①がプラス且つ②の新規融資無し
   →営業キャッシュがプラスとなるので問題なし
 ①がプラス且つ②の新規融資有
   →融資により単にお金が増えただけの可能性あり
    ③営業キャッシュがプラス
     →プラスなら金融支援で年間返済額を見直し
    ③営業キャッシュがマイナス
     →経営改善を行う必要あり
 ①がマイナス②の新規融資無し
   →③営業キャッシュがプラスか否か判断
    ③営業キャッシュがプラス
     →プラスなら金融支援で年間返済額を見直し
    ③営業キャッシュがマイナス
     →経営改善を行う必要あり又は新規融資の検討
 ①がマイナス且つ②の新規融資有  
   →営業キャッシュがマイナスの可能性が高く
    早急な経営改善が必要
少しややこしいですが
企業のキャッシュフローは
企業の血液といわれる程、重要な数値となります。
ご不明な場合は是非、弊社担当者へ
お問合せの程
よろしくお願いいたします。


【文責:藤本】 

春ですね

こんにちは!
今週は、f君こと藤本が担当します(^.^)
早いもので、今年も4月突入ですね!
皆様の会社では、新入社員はおられますか?
弊社では残念ながら、新卒の社員はおらず変わらないメンバーとなっています。

税務にご興味のあるご友人がおられましたら、是非ご紹介ください(^^)/ さて、入社シーズンですので入社時に気を付けていただきたいことを案内致します!

①入社初日に扶養控除等申告書をご記入頂く すぐに退社される可能性もございますので、必ず入社初日にご記入いただいてください。 ご記入前に退社された際は、必ず乙欄で源泉徴収ください。 2021年中に前職がある方を雇用される場合は源泉徴収票の取得もお忘れのないようにお 願い致します。 令和3年扶養控除等申告書 扶養控除等申告書

②住民税の徴収方法を変更する。 特別徴収を実施されている事業所様は、市役所へ特別徴収への切替えの届出が必要とな ります。

③社会保険、雇用保険のお手続き 年金事務所、ハローワークへのお手続きのお忘れのないようにお気をつけください。 簡単ではありますが、上記が気を付けていただきたい事項です。 それでは、今回はこの辺で失礼致しますm(_)m


【文責:藤本】

確定申告

こんにちは(^^)
今週は藤本(F君*)が担当いたします。
*以前梅川の
ブログ
をご参照ください。


皆さま緊急事態宣言下でいかがお過ごしでしょうか。
確定申告真只中ですね。

今年は多くのお客様にご協力いただき
資料の取得スピードが例年より早い印象です。
ありがとうございます。
今までご質問の多い箇所を記載いたしますので
ご確認の程よろしくお願いいたします。
・医療費は10万円を超えた部分の金額が返ってくる?
→医療費控除は税額控除ではないですので
10万超部分×税率額の税金が安くなる(又は還付)。
・医療費は10万円を超えていないとダメ?
→足切り額は、10万円と合計所得金額(利益の合計です。)の5%の
いずれか少ない金額となります。
合計所得金額が200万円以下の場合は
医療費が10万円なくとも控除が入る場合があります。
・節税策はない?
→帳簿を複式簿記にすることにより青色申告特別控除(経費みたいなものです。)
を10万円→65万円にできる場合があります。
(事業の規模によっては複式簿記でも10万控除しか認められない場合があります。)
弊社では現状、65万控除をさせて頂く場合は自計化(ご自身で帳簿を作成頂く)のみの
対応となっております。
→小規模企業共済、iDeCoに加入
国が行っている制度で拠出金額全額が所得控除(経費算入)可能です。
小規模企業共済は役員、事業的規模の個人事業主、共同経営者が
加入要件があります。役員でない給与所得者は共同経営者でない限り
加入要件はございません。
iDeCoはほぼすべての方ご加入が可能です。
一部加入できない方もおられます。

→生命保険料控除控除不足額を充足する。
生命保険料控除に余裕のある方は弊社より案内いたします。
・株の譲渡を特定口座で行っているが申告は必要?
→基本不要です。
有利になる場合がございますので
年間取引報告書は弊社にご提出ください。
ご参考程度にご覧ください。
それではこの辺で失礼いたします。


【文責:藤本】